保育園看護師の仕事内容

看護師というと病院やクリニックで働いているイメージがあるが、最近は保育園に勤務する保育園看護師が増えている。また近年、厚生労働省が私立保育園に看護師を配置するように促していることから、保育園看護師の求人は増加傾向にある。
ところが、保育園看護師の存在についてはまだそれほど認知度が広がっておらず、どのような仕事内容があるか知らない人も少なくない。

保育園看護師は、保育園内では、健康管理責任者という立場にある。しかし、看護業務だけではなく、保育の補助も担う必要がある。保育園看護師の仕事内容は、保育園によって異なるが主に6つある。

第1は、検温や視診や服薬介助などによる、園児の健康管理業務だ。
第2は、保育中に置ける園児のケガや病気に対するケアだ。もちろん応急処置だけでなく、医療機関との連絡や病院搬送の判断も必要になる。
第3は、病後児保育の対応業務だ。
第4は、保育士と一緒に園児の世話を行うことだ。場合によっては、園児の遊び相手になる必要がある。
第5は、保護者のメンタルケアやアドバイスだ。
そして第6は、保護者への衛生指導や疾病予防指導、さらには「ほけん便り」などの配布業務などだ。
このように保育園看護師は、園児だけでなく、その保護者に対してもケアを行わなければならない。

保育園看護師が行う仕事内容は多岐にわたる。やはり看護師とはいえ保育園に勤務しているので、保育業務もこなさなければならない。
しかし保護者たちとコミュニケーションを取りながら園児たちの成長を実感できる環境にあるため、非常にやりがいのある仕事でもある。特に子供好きな人なら、多岐にわたる仕事をこなしながら、保育園看護師として活躍することができるだろう。